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2028年ロサンゼルス五輪で『SASUKE』の障害物レースが採用された理由とは?

2028年にアメリカ・ロサンゼルスで開催されるオリンピックで、TBS系の人気番組『SASUKE』を基に考案された障害物レースが新たな競技として採用されることが決まりました。この記事では、この画期的な決定の背景や意義について解説します。

 

SASUKEとは?

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TBS系の人気番組『SASUKE』は、1997年から放送されている日本発の障害物レース番組で、世界中で人気を博しています。

『SASUKE』の海外版である『Ninja Warrior』は、アメリカ・NBCをはじめとする多くの国で制作・放送されており、世界的な現象となっています。

 

障害物レースが近代五種の新種目になった経緯

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障害物レースがオリンピック競技に採用されることになったのは、近代五種の一部としてです。

近代五種とは、水泳、フェンシング、馬術、レーザーラン(射撃とランニング)の5種目で争う競技です。

この競技は、1912年ストックホルム大会からオリンピック競技として行われています。

しかし近年、近代五種馬術については、国によって競技環境整備の問題や安全面が課題となっていました。

そのため、国際近代五種連合(UIPM)は2028年のロサンゼルス大会までに、馬術に代わる別の種目に変更することを検討してきました。

そしてこのたび、IOC国際オリンピック委員会)による協議を経て、Ninja Warriorを基に考案された障害物レースが、馬術に代わる新しい種目として採用されることが決定しました。 障害物レースについては、昨年テスト大会が4度実施されました。 

 

障害物レースがオリンピック競技にもたらす効果

障害物レースがオリンピック競技に加わることで、どのような効果が期待できるでしょうか?

 SASUKE」が五輪競技に! 28年ロサンゼルス大会の近代五種で障害物レースが採用 TBS社長「大変光栄で喜ばしい」 - サンスポ

①まず一つ目は、視聴者の興味や関心を高めることです。

障害物レースはテレビ番組としてすでに高い人気を誇っており、オリンピックでも多くのファンが注目するでしょう。

また、障害物レースは、身体能力や技術だけでなく、創造力や挑戦心も必要な競技です。 そのため、出場者の個性やドラマが生まれやすく、視聴者の感情移入や応援も促されるでしょう。

②二つ目は、競技の多様性や普及に寄与することです。

障害物レースは、馬術と比べて競技環境の整備が容易であり、参加しやすい競技です。

また、障害物レースは、他の近代五種種目とは異なるスキルや魅力を持っています。 そのため、近代五種に新たな風を吹き込み、競技の幅や魅力を広げることができるでしょう。

③三つ目は、オリンピックの理念や価値に沿うことです。

障害物レースは、『SASUKE』や『Ninja Warrior』というテレビコンテンツがベースとなっています。 これらの番組は、日本発のコンテンツでありながら、世界中で愛されているものです。

つまり、文化的な多様性や交流を促進する競技と言えるでしょう。

また、障害物レースは、出場者が自分の限界に挑戦し、困難に立ち向かう姿勢を示す競技です。 これは、オリンピックのモットーである「より高く・より速く・より強く」にも通じる精神です。

 

まとめ

今日は『SASUKE』が近代五種の新種目になった経緯や意義について解説しました。

障害物レースは、視聴者の興味や関心を高めるだけでなく、競技の多様性や普及にも寄与し、オリンピックの理念や価値にも沿う競技です。

2028年ロサンゼルス五輪では、新しい形の近代五種の熱戦が繰り広げられることでしょう。

2028年ロサンゼルス五輪が、『SASUKE』からインスパイアされた障害物レースを新たなオリンピック競技として受け入れたことは、スポーツとエンターテインメントの融合を象徴しています。

個人的な感想としては、SASUKEはその難しさから、クリアしたときの盛り上がりが番組の醍醐味と言えると思うのですが、五輪競技の場合、難しすぎてクリアできる人が少なくなると競技として成立しないので、難易度は結構下げられるのではないかと予想します。

その場合、それはもはやSASUKEではなくただの一般的な障害物レースみたいになってしまうのではないかと危惧していて、競技とエンターテイメントのバランスをどうするのかが重要になってくると思います。

五年後、今までほとんど注目されなかった近代五種という競技がどのように変わっているのかを楽しみに待ちたいと思います。

最後までご覧いただき、有難うございました。