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【今さら聞けない】1ドル150円時代到来。円安の良いこと、悪いこと

為替相場で一時1ドル=150円台をつけた円安が話題になっています。

この円安は日本経済にとって良いことなのか、悪いことなのか?

この記事では、円安のメリットとデメリットをわかりやすく、さくっと解説します。

 

日本経済にとって円安の良いこと

 

①輸出企業の収益が増える

円安になると、海外で売る商品の価格が相対的に安くなります。

これにより、海外での競争力が高まり、輸出量が増える可能性があります。

また、海外で得た外貨を円に換算するときにも、より多くの円に交換できます。

これらの効果で、輸出企業の収益が増えることが期待されます。

②外貨建て資産の価値が上がる

円安になると、外貨建て資産(例えば米国株や債券など)の価値が円換算で上がります。

これは、外貨建て資産を売却するときにも、より多くの円に交換できるからです。

この効果で、外貨建て資産を保有している人や機関の資産価値が上昇します。

③観光業の活性化

円安になると、日本への観光客が増える可能性があります。

外国人にとっては、日本円での支払いが相対的に安くなるからです。

これは、観光業や関連産業にとって収入増や雇用拡大につながることが期待されます。

 

日本経済にとって円安の悪いこと

 

①輸入品の価格が上がる

円安になると、海外から買う商品の価格が相対的に高くなります。

これにより、輸入品(例えばエネルギー資源や食料品など)の価格が上昇します。

これは、輸入品を仕入れる企業や消費者にとってコスト増となります。

②物価が上昇する

輸入品の価格上昇は物価全体に影響します。

特にエネルギー資源や食料品は生活必需品ですから、その値上げは他の商品やサービスにも波及します。これはインフレ圧力となり、物価水準を押し上げます。

物価上昇は所得水準や購買力を低下させる可能性があります。

③海外債務の増加

円安になると、日本政府や企業が海外から借り入れた債務の返済額が円換算で増える可能性があります。これは、財政や経営にとって負担となります。

特に、海外からの借り入れ比率が高い場合は、為替変動リスクが大きくなります。

④海外旅行や留学費用が高くなる

円安になると、海外旅行や留学などで現地通貨を使う場合もコスト増となります。

これは、日本円を現地通貨に交換するときにも、より少ない現地通貨しか得られないからです。

この効果で、海外旅行や留学をする人や機関の経済的負担が増えます。

⑤日本で働こうとする外国人が減る

外国から日本で働こうと考える人々も、円安の影響で給与をドル換算すると減少する可能性があるため、日本での労働者数が減少するおそれがあります。

この状況が進むと、人手不足が生じる可能性も懸念されています。

まとめ

     

円安は日本経済にとって良いことも悪いこともあります。

円安のメリットは、輸出企業の収益増や外貨建て資産の価値上昇です。

円安のデメリットは、輸入品の価格上昇や物価上昇、海外旅行や留学のコスト増、外国人労働者の減少です。

円安の影響は個人や企業によって異なりますが、円安が日本経済に与える影響は多面的で、様々な観点から見なければなりません。

自身の立場やニーズに応じて円安の利害を検討し、適切な戦略を採ることが大切です。

最後までご覧いただき、有難うございました。